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PhD留学と共同研究

今月の初め、共同研究先の会社の本社のある浜松を訪れた。日本には年初に行っているので約半年ぶり、浜松には1年以上…

今月の初め、共同研究先の会社の本社のある浜松を訪れた。日本には年初に行っているので約半年ぶり、浜松には1年以上ぶりだ。

浜松市にあるYamahaの本社。最近新しい建物ができたらしい。周りに大きな建物がないので敷地から遠く離れても目立つ。

研究室の先生のページで研究予算がついたとして公開されているので、社名や研究していること自体は別に秘密にしているわけではないのでご安心を。

アメリカでのPhD学生の研究

日本の博士課程では学費を払って研究をして、科研費なり奨学金なりで食い繋ぐのが一般的だが、実は欧米の先進国のPhDではではあまり一般的なスタイルではないらしい。特に理系の研究室では先生が取ってきたプロジェクトなどのメインの研究者として働いて、Reserach Stipendとして研究予算から生活費ももらうケースが多いように思う。研究のやり方、プロジェクトへの関わり方はケースバイケースだが、自分の周りのPhDは大体何かしら研究室としてのプロジェクトを背負っている。

そもそも博士課程とPhDが全然違う、というのはおいておいて、この予算の取りやすさとか、研究のビジネス度合いとかが日本と欧米諸国の研究に関する大きな違いであり、日本で自由に研究をすることへの障壁の一つになっていると感じる。

予算の使い方

開封の儀大好き人間なので、記録も兼ねて美品の写真を撮って、検品後即タグ付けを行う。

予算をどう使うかは完全にそれを管理する先生次第。美品の購入などが必要な場合、今回のように研究目的での旅行の交通費や宿泊費などその都度相談して決める。夏休みなどの長期間の休みのStipendの支払いも交渉次第である。アメリカでは比較的学生にもフランクな先生が多いので、何事に応いても普段からコミュニケーションをとって良好な関係を気づくことが大事だと感じる。

先生の承認以外は許可をもらうための煩雑な手続きや申請などはいらないので、物品には困らずにスムーズに研究が進むのはアメリカのいいところである。ただ、日本みたいに即日配達や品質の高さなどはあまり期待できないのが難点だ。

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